G-SHOCKの電池を交換する方法

G-SHOCKの電池を交換する方法 コラム

G-SHOCKの電池を自分で交換したいと考えている初心者の方向けに、わかりやすく解説します。
「液晶が映らない」「バックライトがつかない」といった症状は、電池切れが原因の可能性があります。
本記事では、裏蓋の開け方から電池の種類、交換時の注意点、リセット方法まで詳しくまとめました。

G-SHOCKの電池交換を自分で行う場合の注意点

G-SHOCKは比較的シンプルな構造ですが、精密機器には違いありません。
ご自身で電池交換を行う場合、防水性能を保つためのパッキンや内部部品の扱いには注意が必要です。
自己責任で電池交換を行うようにしてください。
作業前に準備する工具や、作業環境についても確認しておきましょう。

G-SHOCKの電池交換手順【自分で交換する方法】

ここでは裏蓋の開け方から電池の取り外し、新しい電池の装着方法まで順番に解説します。
多くのG-SHOCKでは、電池交換後にACショート(ACリセット)が必要になる場合がありますのでその方法も解説してます。

準備しておきたい道具

電池交換時に事前に必要な道具を用意しておく必要があります。
無くてもいいものもありますが、あったほうが便利なので一応書いておきます。

  • 精密ドライバー(0番or1番)
  • 新しいボタン電池(型番要確認)
  • ピンセット(絶縁タイプ推奨)
  • ピンセット(ACショート用)
  • シリコングリス
  • 柔らかい布
  • エアダスター

絶対に必要なものは精密ドライバーと新しいボタン電池で、あとはあったほうがいいものになります。
用意できるのであれば用意しておいて損はないです。
ピンセットですが電池の取り外しには絶縁タイプ、ACショートには金属製を使用します。

またここで紹介するのは裏蓋がネジで止められているタイプのモデルでの交換方法になります。
G-SHOCKの裏蓋
裏蓋がスクリューバックタイプのモデルは専用の器具が必要になります。
スクリューバックオープナーや、3点支持オープナーで検索すると専用の器具が出てきますが私自身スクリューバックタイプのモデルは交換したことがない為、自己責任で行ってください。

作業環境のポイント

電池交換を行う作業環境ですが、特に記載する必要もないと思いますが念のために。

  • 明るい場所で作業する
  • 小さな部品を紛失しないようにする
  • 静電気が起きにくい環境で行う

当たり前ですが埃っぽいところや、物が散乱して万が一ネジを落としてしまったら見つけられないような場所では作業しないほうがいいですよ。

G-SHOCKの電池交換の具体的な手順

  1. プラスドライバーで裏蓋にある4カ所のネジを回してネジを外します。
    ネジは無くさないように注意してください。
    G-SHOCKの裏ブタにある4カ所のネジを外した
  2. 裏蓋をゆっくり取り外してください。一気に外すとその下にある絶縁シートなどが癒着により一緒に外れて順番がわからなくなることがあります。
    ※モデルによってはベルトの一部が邪魔で外しずらいことがありますので、その場合はベルトの一部も外しておくと作業しやすくなります。
    G-SHOCKの裏ブタを外した
    長年使いこんでいた為、かなり汚れがたまっているのが確認できますが削り取ると削りカスがモジュール内部に入り込む恐れがあるので私は基本的に触りません。
  3. 裏蓋を外すと絶縁シートなどが電池の上にかぶさっていることがありますので上から順番に取り外していく。
    複数枚ある場合は、電池に乗っかっている順番を忘れないようにメモするか画像を撮影しておいてください。
    また絶縁シートは裏表がありますのでそちらも確認するように。
    G-SHOCKの絶縁シートを外した
  4. ゴムパッキンの位置を確認しておきます。
    あとでシリコングリスを塗る際に外します。
    ※ゴムパッキンの画像は撮り忘れました。。。
  5. 電池を止めている銀色の金具をてこの原理で押し上げて外します。
    この時、変に力を入れると金具が曲がってしまいますので優しく行ってください。
    G-SHOCKの電池を抑える留め具
  6. 古い電池を取り外す。
    この時、ピンセットを使う場合は必ず絶縁タイプのピンセットで外してください。
    金属製のピンセットを使うとショートする可能性があります。
  7. 新しい電池を正しい向きで装着する。
    向きを間違えると電源が入りません。
    古い電池を見ればどのモデルのリチウムボタン電池なのかわかると思います。
    CR2016やCR2032などが書かれていますので必ず同じモデルの電池を装着してください。
    ※今回は電池交換してないので画像はありません。
  8. 電池を止めていた蓋を締めてください。
    カチッと音がします。
  9. 交換時に埃が混入したかもしれないので念のためにエアダスターで取り除いておきます。
  10. ACショート(ACリセット)を行います。
    ※ACショートは地味に超重要なので次で詳しく記載してます。
  11. ついでにゴムパッキンにシリコングリスを塗っておきます。
    今回は電池交換方法を書いてる記事なので、必須ではないのですが防水性能にかかわってくることなので用意できるのであればやったほうがいいです。
  12. 絶縁シートなど順番通りに元の位置に戻す。
  13. 裏蓋のネジを均等に締める。
  14. G-SHOCKのネジの締め方
    ネジはA→D→B→Cといった具合に対角線上に締めてください。
    一度軽く締めて仮止めしたのちに、再度A→D→B→Cの順番に確実に締めていきます。

うまく電池交換ができればメーカーや時計屋で交換してもらうよりもずっと安く電池交換が可能になりますので覚えておいて損はないです。

ACショート(ACリセット)とは?その方法を詳しく解説

ACショート(ACリセット)とは、電池交換後に内部回路を初期化するためのリセット操作のことです。
ACとはオールクリアの略で、多くのG-SHOCKではこの作業を行わないと液晶が表示されません。

ショートポイントの位置や正しいリセット手順について解説します。

電池を装着した後、電池を止める金具を取り付けた後にACと書かれている金色の場所と銀色のパーツ部分に金属製の通電が可能なピンセットなどを当てて電気を流します。
場所はよく見ると下の画像のような感じで『AC』と『-』が書かれていますのでそれを探してください。
G-SHOCKのACショートの記載

『AC』はACの文字ではなく、その近くもしくは矢印で案内されている金色
『-』は基本的に銀色のところであればどこでもいいのですが、一応〇で印が付いていますのでその部分を金属製の電気が通るピンセットなどで2秒間抑えて通電させてください。
G-SHOCKのACショート箇所をピンセットで押さえている
2秒間その状態を保つことでACショート(ACリセット)が完了となります。
正しくACショート(ACリセット)が行われた場合は、時計の時刻が12:00となります。

G-SHOCKの電池交換をメーカーに依頼した場合の料金相場

自分での交換が不安な場合は、メーカーや時計店へ依頼する方法もあります。
料金の目安や作業期間、防水検査の有無についてまとめます。

メーカーに電池交換を依頼した場合の料金

カシオにG-SHOCKの電池交換を依頼した場合の料金ですが、防水性能によって料金が異なるようです。
以下は防水性能ごとの電池交換料金の目安です。

防水ランク 電池交換料金(税込) 時計の表記目安
非防水・日常生活防水 1,650円 「BAR」表記なし
5気圧防水 2,750円 5BAR
10気圧防水 3,850円 10BAR
20気圧防水 3,850円 20BAR
ダイバーズウォッチ(200m潜水用防水) 5,500円 AIR DIVER’S 200M
DIVER’S WATCH 200M

※2026年時点の公式情報をもとに作成。最新料金は公式サイトをご確認ください。

なお、カシオの公式サイトにはモデル名で電池交換料金を確認できるページも用意されています。

自分で電池を交換を行うメリットとデメリット

自分でG-SHOCKの電池を交換するメリットとデメリットを記載していきます。
電池交換する前に必ず目を通しした上で、電池交換を自分でするかどうかを決めてください。

電池交換を自分で行うメリット

自分で電池交換を行うメリットは主に金銭面になります。
メーカーに依頼した場合、モデルによって異なりますが3,850円~5,500円+送料がかかります。
一方自分で電池を交換すると電池代のみになりますので数百円で交換が可能になります。

電池交換を自分で行うデメリット

自分で電池交換を行うデメリットは色々と存在します。

まず、費用を抑えられる反面、防水性能低下のリスクもあります。
それとネジ穴が舐めるというトラブルに見舞われる点も考えらえます。
ネジ穴が舐めるとそれを外すために裏蓋に傷がついてしまう可能性も出てきます。
また、電池を止める留め具の破損や、思わぬトラブルが発生するリスクが存在します。

自分で電池交換をする場合はそれらのリスクを理解したうえで行うようにしてください。

まとめ|G-SHOCKの電池交換は自分でできる?

G-SHOCKの電池交換は工具と正しい手順があれば自分で行うことも可能です。
しかも安く簡単に行うことが出来ます。

ただし、防水性能を維持したい場合や不安がある場合は専門店への依頼も検討するのがいいかと思います。
無理に自分で交換しなくても数千円払えば確実に電池を交換してもらえるのであれば、それを利用するのも一つの手かと思います。

費用を抑えたいのであれば自分での交換も選択肢ですが、防水性能を維持したい場合や高価なモデルの場合はメーカー依頼が安心です。
用途や価値観に合わせて選択することが大切です。

ベクター黒岩のコメント

G-SHOCKは堅牢な時計だが、精密機器であることに変わりはない。
特にパッキンは防水性能にかかわる重要なパーツだ。
長く使い続けたいのであれば、メーカーに依頼して電池交換と同時に防水チェックを受けるのも一つの選択肢だろう。
ただ、機械式の高級腕時計と比べて比較的安価なG-SHOCK。
中古で買えば電池交換費用よりも安く購入できてしまう物があることも事実。
どちらにするかはそのG-SHOCKの自分の中での価値で決めるべきだろう。

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